auのiPhone6と今後のネットワーク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ドコモ編に引き続きau編です。

 

auのiPhone6はB1(2.1GHz),18(800MHz)に加えてBand41(2.5GHzことWiMAX2+)に対応しましたね。

auご自慢のプラチナバンドことBand18ですが、都内では速度低下が始まっており、場合によっては下り1Mbps未満の場所のところもあります。

もちろんそういう場所に向けてピコセルは建っているのですが、機内モードに落とさないとなぜかピコセルを掴まず、快適に通信できないというかんじです。

そこで活躍するのがWiMAX2+です。

WiMAX2+の現状と今後

WiMAX2+は始まったばかりで都心部でもトラフィックに余裕があり、繋がると結構スピードが出ます。

auの場合、AXGPと異なりWiMAX2+のIdle時優先度は最高になっているので、電波状況が悪くない限りWiMAX2+で必ずと言っていいほど通信しています。

2.5GHzという周波数の特性上、未だに穴は多いですが、これを埋めてさらにトラフィック対策でピコセルを建てれば、FDDと相まってauのiPhone6のネットワークは安泰といったところでしょうか。

 

今後としては、20+20MHzの最大220MbpsのCA(キャリアアグリゲーション)や4×4 MIMOなどさらなる高速化が期待できます。

心配なのはオムニ基地局でエリアを形成している地方で、旧WiMAXの基地局間隔は結構広く、このまま2+化してもおそらくエリアが穴だらけになるでしょう。

なのでより密に基地局を建ててほしいですね。

 

CA(キャリアアグリゲーション)の現状と今後

auはWiMAX2+以外にBand1(10MHz)とBand18(10MHz)の150MHz CAにも力を入れてますよね。

ただ、さっきも言ったようにWiMAX2+が掴める限りそっちを掴みますし、今出てる端末がCat.4である以上Band1 20MHzエリアではCAできません。

よってCAの恩恵が受けられるのは、

  • 都市部の屋内などWiMAX2+が繋がらない場所
  • 新幹線や電車乗車中など高速での移動中(Band41に繋がりにくいように設定されているはずなので)
  • WiMAX2+はないが、B1 150Mbpsではないほどほどの地方都市

ということになります。

CAには速度以外にも通信の安定化というメリットがありますが、そもそもCAしていないと意味がなく、またauの場合同じ基地局から吹いているB1と18を束ねているので正直そこまで効果はないのではないかと個人的には思っています。

 

iPhone5sはどうなる?

今までiPhone5を使っていたユーザーが6に買い替え始めることにより、Band1の帯域が空き始めました。

なので、今までBand18にしか繋がらないといっても過言ではなかった5sですが、B1にもつながり始めるようになりました。

これによりBand1と18の快適な方を掴むようになり(うまくチューニングしてくれればの話ですが)、さらに、Band18が遅くなってきているのを改善できるのではないかと考えられます。

iPhone6のおかげで5sユーザーも快適になるわけですね。

iPhone5の今後?そんな物知らん

 

また、4Sユーザーが6に買い替えることにより、2.1GHz(BC6)のEVDOトラフィックが減り始め、よりBand1 150Mbpsエリアの拡大が期待できます。

 

 

総括

CAやWiMAX2+以外にもVoLTEが近いうちに始まるでしょうし、au iPhone6のネットワークには相当期待性が持てます。

FDDの方もピコセルでかなり上手くトラフィックをさばいていますし、近いうちにFDDでも4×4 MIMOが始まるのではと私は予想しています。

早く4Sユーザーいなくなって2.1GHzのEVDOなくならないかなぁ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

当サイトの管理人です