M2M向け電話番号帯は020に。13桁予定で11桁のスタート
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2017年01月01日より、020から始まる電話番号の一部が携帯電話で利用可能になった。これはM2M, いわゆるIoT機器の増加に伴う措置で、データ通信を主とするM2M機器向けの契約にのみ利用が可能となっている。
M2M向けに番号帯を増やそうという検討の初めでは、機械が半自動的に発信して、オペレータに接続するタイプのサービスを提供できるように、他の電話会社への音声通話にかかわる相互接続は任意となっていた。しかし、ユニバーサルサービス料徴収の適用外とするため、この相互接続を禁じた経緯がある。
将来的には13桁での利用を予定しているが、現行システムの改修が必要と考えられるため、11桁での利用開始となる。11桁のままで利用が進められたとしても8000万個の割り当てが可能である。
020-4DEF-GHJKの番号帯は空きが若干数存在するが携帯電話には割り振られず、従前通りポケベルに割り当てられたままとなっている。
なお、各キャリアは2017年10月より、この電話番号を契約者に割り当てるとしている。
参考文献
- “M2M等専用番号の創設“, 総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 電気通信技術システム課 番号企画室 2017/01/20閲覧
- “電気通信番号規則の一部を改正する省令案等に対する意見募集 ~M2M等専用番号の創設に係る規定の整備~“, 総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 電気通信技術システム課 番号企画室 2017/01/20閲覧
- “電気通信番号規則等の一部改正に関する情報通信行政・郵政行政審議会からの答申 -M2M等専用番号の創設に係る規定の整備-“, 総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 電気通信技術システム課 番号企画室 2017/01/20閲覧
- “M2M等専用番号(020番号帯)の利用に関するお知らせ“, (株)NTTドコモ 2017/01/24閲覧
- “M2Mサービスにおける020番号帯の利用開始について“, KDDI(株) 2017/01/24閲覧
- “M2M等専用番号(020番号帯)の取り扱いのご案内“, ソフトバンク(株) 2017/01/24閲覧