au VoLTEの注意点・ポイントなど
さて、ついにauのVoLTEが発表されたわけですが注意点などを軽くまとめたいと思います。
- VoLTEの高音質通話はauのVoLTEユーザー同士じゃないと無理
- 既存端末は非対応(iPhoneはどうなる?)
- SIMが変更になる
- CDMA非対応により通話・通信可能エリアは減少
- WiMAX2+でVoLTEは不可
1:VoLTEの高音質通話(HD Voice)についてですが、発表通り、auのVoLTEユーザー同士でしか使えません。
ですので、他のauユーザーはもちろん、固定電話やドコモのVoLTEユーザーと通話するときもHD Voiceにはなりません。
ただ、1xを使わないのである程度は音質が向上し(推測)、発信時の待ち時間が減少すると思われます。
2:次に既存端末についてですが、既存の端末はすべてVoLTE非対応で、新機種のみ(「isai VL LGV31」「URBANO V01」)となります。
既存端末に対応しない(特にZ3やNote Edge)のは正直どうなのかなという気がします。
また、iPhone6についてですが「もしかしたら」今後対応するかもしれませんが、auのVoLTEはGSM系で動作する仕様で厄介なので結構厳しいのではないかと個人的に思っています。
iPhone6でも対応しました。
3:そしてVoLTE対応機はSIMが専用のもの「au NANO IC CARD 04(VoLTE)」となります。
ですので今あるSIMをVoLTE対応機に刺してもVoLTEを使えない(=CDMA非対応だから通話できない?)となるのではないでしょうか。
そして気になるのは以前から言っているPLMNの変更、つまり440-51です。
まだどうなるかはわかりませんが、”もしかしたら”SIMの変更に伴い、PLMNも変更になるかもしれません。
4:VoLTE非対応機ではCDMA2000が非対応になります。これにはメリット・デメリットがあって
~メリット~
- LTEエリア内で予期せず3Gにハンドオフすることがなくなる
- LTEが弱い(弱電界)場所に行っても3Gに落ちず、LTEで粘る(ただしその時の通信品質は保障できない)
- CDMA2000撲滅への第一歩
~デメリット~
- 通話および通信可能エリアの減少(屋内や山岳部と中心とした田舎は未だにLTEの入らない場所がある)
auはLTEの穴埋めをとても頑張っていますから今後このデメリットに遭遇することは減っていくでしょうけれど、個人的には結構厳しい(時期尚早)なのではないかと思っています。
5:WiMAX2+ではVoLTE不可
これは正直まだ詳しくわかりませんが、日本では現状AXGPやWiMAXなどBWAでの通話はできないようになっております。
なのでWiMAX2+でVoLTE通話することはもちろん不可なので、いったいどういう対応をするのかということです。
おそらく、通話開始時点(着信時はどのタイミング?)でWiMAX2+からFDD LTEに落とすと思うですが、もしかしたらVoLTEを有効化にすると、WiMAX2+が全く使えないというパターンもないとは言い切れません。
追記:
やはりそのようです
FDDに切り替えて音声通話通すらしい。
— Junya ISHINO/石野純也 (@june_ya) October 27, 2014