【基地局巡り】SoftbankのMassiveMIMO局を見てきた
5Gでは必須の技術となるMassive MIMOですが、Softbankが都内で実環境に近い状態で実験をしているというので探し出して見てきました。
まずは免許情報を確認
総務省の無線局データベースで検索したところヒットしました。
免許人:Wireless City Planning株式会社
帯域幅:20MHzBW
中心周波数:2564.7 MHz
最大出力:200 mW
備考:実験局の名称は以下の通り?
・WCPだいもんじっけん1~2
・WCPはっちょうぼりじっけん1~2
プレリリースによると芝大門(東京都港区)と八丁堀(東京都中央区)に4局ということなので間違いなさそうです。
探しに行ってみると、それぞれ1局ずつ計2局だけ見つけることが出来ました。
芝大門
アンテナは2.5GHz帯とはいえ結構大きいです。裏から見ると複数のユニットに分かれていることがわかります。
ヒートシンクが大部分を締めているあたりから察するに、排熱が心配です。
信号同期用のGPSアンテナも見えました。
装置については詳細不明ですが、なんとなくZTE製のAXGPの無線機に似ているように見えます。
八丁堀
芝大門の局とは異なるアンテナ, 無線機でした。
無線機はなんとなくHuawei製な気がします。
以上、内容のない記事になってしまいましたが一応見てきたよということで……
おまけ
免許情報を調べていたらSoftbankの実験局が目につきました。
気になったのがこの部分
20M0X7W 2584.8 MHz
20M0X7W 2585 MHz
この周波数は地域BWAに割り当てられた帯域なんですよね。
AXGP方式を用いた地域BWAというと阪神ケーブルエンジニアリングが昨年10月頃に運用を開始したと話題になりましたが、その他にも2事業者いたようで、これらのための同期・干渉の実験をしていたのだと思われます。
もしくはUQとの綱引きを有利に進めるためのなにかをやっているか
以上です。
参考リンク
AXGP方式にMassive MIMO、ソフトバンクグループのWCPが実験 | ケータイ Watch (2016.02.25 閲覧)
ケータイ用語の基礎知識 第737回:Massive MIMO とは | ケータイ Watch (2016.02.25 閲覧)
「5G」に向けTD-LTEを進化させるソフトバンク、その取り組みとは? | ケータイ Watch (2016.02.25 閲覧)
[pdf]地域BWAの免許申請等の状況について(平成27年11月17日) | 総合通信基盤局 電波部 移動通信課 (2016.02.25 閲覧)
阪神ケーブルエンジニアリングのAXGP基地局を見てきた | blog of mobile (2016.02.25 閲覧)