【2016.11.09追記】UQ mobile+iPhone (5s)の件は何がどうなってるのか
追記。というか結論(2016.11.09):
UQ mobileは親であるauの力を使って専用SIMとiPhone用の専用プロファイルを作成していることが判明しました。
そのため、プロファイルを使用せずとも、以下のUQ mobileのSIMの組み合わせでテザリングを含めた全ての機能を使用することができます。
- iPhone専用nano SIM→5s, 6(Plus)
- VoLTE用マルチnano SIM→SE, 6s(Plus)
なお、2016.11.09現在、iPhone 7は非対応(プロファイルを使用することで非公式動作は可能)
また、iPhone専用nano SIMがiPhone 6に対応することは11.09現在未発表
これはau直属(KDDIバリューイネイブラー)であるUQ mobileの特権とも言え、mineoやIIJmioのような他のau系MVNOは従来通り、プロファイルを使用しての非公式動作となります。
UQ mobile(以下UQmと略すことがある)が公式でiPhone 5sを発売することになりましたがこの件は個人的に相当厄介で自分でもよくわからないことがあったのでまとめてみようと思いました。
はじめに〜私が推測する結論〜
UQ mobileの5sは普通のau版5sで特殊なものではない- UQ mobileは5s用に専用SIMを用意している
→(ICCIDが通常SIMと異なる)専用SIMであることが判明しました
考察
確定事項の整理
この記事を書こうと思ったきっかけはITmediaのこの記事(2ページ目)
この記事を要約すると、
「UQmの5s SIMはUQmが今まで扱ってきたau VoLTE非対応SIM(440-50)とは別物である」
ということである。
※「UQのiPhone 5sでは専用SIMしか使えない」という記事が文中にあるが、これは「UQmの他のSIMは使えない」という意味でありau本家のSIMが使えないという意味ではないと思われる
更に詳しく見ていくと、
- UQmの5sに5s用ではないのUQm SIMを入れたところ使えなかった
→使えなかったのでUQm公式のプロファイルを入れたがやはりダメだった
→この挙動は今まで把握している通りの5s+au系MVNOの挙動である
- UQm公式プロファイルを入れたSIMフリーの6sにUQmの5s用SIMを入れたところ、通信はできたがテザリングできなかった
→この挙動は今まで把握している通りの6s+au系MVNOの挙動である
その他確定事項として
- 実は6月末にiPhone 5s専用のUQ mobileキャリアプロファイルがキャリアアップデートでAppleから降ってきている
http://appldnld.apple.com/iOS9.3/carrierbundles/031-64176-20160617-89013BFC-3345-11E6-9C9A-D5AEC033FFC9/KDDI_UQ_jp_iPhone.ipcc
→補足しておくと先ほど掲載したUQm公式サイトのプロファイルとは別物である
→このキャリアプロファイルはICCID上11桁が指定されている
上記をふまえて次のような考え方ができる
- 5sのUQ mobile対応はAppleの公式キャリアアップデートにより対応
→ただしICCIDの上11桁が指定されており、UQ mobileの一部SIMのみ対応
→→この一部SIMは「5s専用SIM」なのか、それとも「最近UQ mobileは440-50のSIMのICCID上11桁を “89813000283”に変更しており最近出回っているSIMは対応」のどちらかである(前者が有力か?UQmオンラインストアによるとnano SIMは “(d) Ver3″と “3a”が存在しやはり別のよう)
- UQ mobileの5s取り扱いは5s以外のiPhoneには無関係であり、mineoなどUQm以外のau系MVNOには関係のない話
今後試すべきことと気になること
- 今街で売っているUQmのSIMは5sで使えるのか。ICCIDはどうなっているか。
- 5s専用SIMなのだとしたらどうして専用にする必要があったのか。プロファイルだけで対応できたのでは。
結論
- iOSの挙動は相変わらずよくわかない
→そもそもどうして5sなどは6sなどと違ってau系MVNOは上手く動かないのか
- UQ mobileとmineoの差が顕著に出た
- 現状、iPhone 5sでUQ mobileを使いたいなら自分で回線と端末を別に用意する子ではなく、公式ストアから端末と回線をセットで買うのが一番安全安心