日本通信が “合理的かけほプラン” を発表。パケット単価は値上げ
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日本通信(株)は2020年07月14日、日本通信SIM 合理的かけほプランを発表した。以前より三田会長のTwitterでの発言で登場が示唆されており、同年06月30日の、NTTドコモに対して事実上通話の卸料金値下げを迫る総務大臣裁定が出されて以来期待されていたものでもある。
月額料金は、サブブランドではない独立系MVNOとして初の、事業者選択プレフィクスや通話アプリなしでの通話定額と3GBのデータ通信を抱き合わせにした物を2480円/月から提供することとしており、3GBを超過した分に関しては250円/GBの課金、もしくは課金なしでの低速通信となっている。
250円/GBの課金というのは既に申し込みを終了しているb-mobile おかわりSIMと同水準の価格であり、日本通信SIM 合理的かけほプラン登場前からの提供プランであるb-mobile S 990 JUST FIT SIMの200円/GBよりも値上がりしている。
990 JUST FIT SIMをはじめとする既存プランはSoftBank網利用のプランも用意されているが、合理的かけほプランではNTTドコモとの紛争に係わる大臣裁定を根拠に設定されたプランであるためか、NTTドコモ網利用のプランのみが用意されている。
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