700MHz帯(Band28)の実験局を見にひたちなかに行ってきた
4月2日に700MHz帯(Band28)の実験局を見にひたちなかに行ってきました。
行った局は以下のとおり。auのビル局(市役所のあたり)以外は一通り行きました。
1,2,7,9局目は必見です。
なお、画像のほとんどは一緒に行ったほりぴー(@mebius_1)からの提供です。
※2016/3/20 追記
2016/3/12に再度訪れたところ、装置が撤去されている基地局が多くありました。今後見に行く場合は気をつけてください。
1局目:ドコモCV部田野
700の光張り出し装置は「BS-3001型1号 700M光張出し無線装置A」
3セクターなので3台ついていました。700MHz帯のカラーテープは「紫色」みたいですね。
ちなみに800がピンク(桃色)でした。白のほうが多いイメージですが。
※2016/3/20 追記
電波は出していませんでしたが、RREは残っていました。
2局目:EMひたちなか部田野
700の装置はHUAWEIの”DBS3900 LTE”
また、1.7GHz帯の装置は別にありました(いつものRRU3829)
※2016/3/20 追記
アンテナ, RRU, ラックから土台まですべて撤去されていました。
3局目:eMひたちなか阿字ケ浦町局
700の装置は撤去済みでした。SB基地局でお馴染みのFlexiがついていたようです。
4局目:eMひたちなか馬渡局
この局も700の装置が撤去済みでした。
※2016/3/20 追記
EMひたちなか部田野同様、全撤去されていました。代わりに雑草が生えてました。
5局目:ドコモCV那珂港
1局目と同じく装置はBS-3001形1号F 700M光張出し無線装置Aでした。
6局目:ドコモCV馬渡
こちらもBS-3001形1号F 700M光張出し無線装置Aが付いてました。
「下部のネジ一つ破損中 取り扱い注意!!」
7局目:KDDI ひたちなか馬渡局
700の装置はSamsungとEricssonの2ベンダーが付いてました。
こちらがSamsung(画像手前側、工事中のシールが貼ってあるもの)
このSamsungのRRH(RF50-D1A)は700と800の両方に対応しています。同軸は700の方にしか入っていませんでしたが、実際の運用時は700,800の両方に用いられ、基地局装置のスペース削減に貢献すると思われます。
そしてこちらがEricsson
左がRBS6302(WiMAX2+やSoftbank基地局でお馴染み)で右がRRUS12(こちらもSoftbank基地局でお馴染み)ですね
※2016/3/20 追記
700Mに関係する装置は撤去されていました。
8局目:KDDI 新勝田局
装置は7局目と同じなので略
8局目:KDDI ひたちなか武田局
鉄塔はドコモ(800/2.1)と共有、auも700のみでそれ以外の周波数は出していませんでした。
この局の注目点はなんといってもEricssonの”RRU 22F2″
さっきのSamsung RRHと同じように700/800MHzの両方に対応しています。
※2016/3/20 追記
700Mの電波は出ていませんでした。
また、一部装置が増設されていました。
2.1GHzのRRUS11が増設されていました。
【2016.3.26 訂正】
誤 2.1GHzのRRUS12 → 正 2.1GHzのRRUS11
失礼しました。
最後に
いろいろ見てきましたがドコモの光張り出し装置の小ささとauのマルチベンダー実験には驚かされました。
auは700/800両対応の装置を使う予定のようですが壊れた時のリスクは大きいですね。
しかし、CAは現状だと同じベンダーの装置同士でないと厳しいことやeNBを置く場所を考えるとメリットは十分にあると思います。
また、車じゃないと基地局を見て回れないので行ってみたい方は車でどうぞ。