WiMAX2+が下り220Mbpsに!CAや4MIMO、速度規制はどうなった?
遂にWiMAXの下りが最大220Mbpsになることが今日発表され、ネットワーク面はもちろん端末や料金プランなど様々な点で新しいことがあったのでまとめてみたいと思います。
ネットワーク面
まず、以前からこのブログでも言っていたように旧WiMAXの帯域が30→10MHz幅に減らされ、その分20MHzが2+用に回されます。
よって、2+の帯域は40MHz(20×2MHz)となり、キャリアアグリゲーション(以下CA)によって下り最大220Mbps(上りは10Mbps)の通信が行えるようになります。
さらに、4×4MIMOによりCAなしでも220Mbpsの速度を実現できるようになりました。
エリアや開始時期に関してですが、
CA→順次開始(栃木県の一部では既にサービスイン)
4×4MIMO→すでに開始済み(公式では15年3月とありますが4Tx化を既に確認済み)
現状、CAと4×4MIMO両方に対応した端末は存在せず、都市部ですぐに220Mbpsを体感したいなら4×4MIMO対応モデルを買うべきだと思います。
新発表の端末
今回は3機種が発表されました。
- W01(Huawei製)
CA対応(4×4MIMOは非対応)に加え、au 4G LTEにも対応。旧WiMAXには非対応となるので注意。
重量は113g、バッテリー容量は2,300mAh、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acで屋外でも5GHz帯が使用可
また、3月末までに新規もしくはWiMAX料金プランからの機種変更を申し込むと、2015年5月末までのLTEオプション料1,005円/月が無料に。
- WX01(NECテクニカ製)
こちらは4×4MIMOに対応(CA非対応)に加え、旧WiMAXにも対応。au LTEには非対応となるので注意。
ちなみにWiMAX2+に固定(旧WiMAXを使わない)はできません。
重量は97gで、バッテリー容量は2,500mAh、Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acで屋外でも5GHz帯が使用可
Bluetoothテザリングもできるものの、PANなのでiPhoneでは不可
- URoad-Home2+(シンセイコーポレーション製)
URoad Homeの2+対応モデルです。
電波のつかみがいいので弱電界でも使えますが、下り最大110Mbps。家庭用です。
料金プランや速度規制について
料金プランは2種類でざっくりまとめると、
- 3日間で3GB制限のあるプラン月額4,380円のギガ放題プラン
- 月7GB制限のある月額3,696円のプラン
前者についてですが、3日間で3GB以上通信すると速度が一番遅い時で700Kbps程度に規制されることがあるらしいです。
どの程度規制が厳しくかかるかはまだわかりません。
また、2つのプランは月ごとに切り替え可能だそうです。
詳しくはengadgetさんをご覧ください。
http://japanese.engadget.com/2015/01/15/uq-wimax-2-4880-2-20/
ついに本命の220Mbps対応端末が出たWiMAX2+
まさか4×4MIMOが来るとは思っていませんでした。
そして新規エリアもどんどん増え、旧WiMAXを今に越えようとしています。
その一方で速度規制が厳しくなり、固定回線代わりで使うのは厳しくなったかなといったかんじです、
Try WiMAXでエリアを確認した上で、生活圏で困らないのであれば契約してみてはいかがでしょうか。
ちなみにもうW01の27,390円キャッシュバックキャンペーンをGMOが出しているみたいです。