高速移動中に低い周波数を掴む件について(と質問への回答)
昨日、auのネットワークについての記事で高速移動中はBand41に繋がりにくという旨の記述をしました。
これについて解説したいと思います。
新幹線はもちろんのこと在来線や高速道路に向かって吹いている基地局には、高速移動中は低い周波数を優先的に掴むようにパラメーターが設定されています。
これは、一定時間内の一定回数のハンドオーバー(以下、HO)が行われるとパラメーター値に引っかかっておこるものです。
例:
speedStatePars setup :
{
mobilityStateParameters
{
t-Evaluation s60,
t-HystNormal s120,
n-CellChangeMedium 1,
n-CellChangeHigh 3
},
timeToTrigger-SF
{
sf-Medium oDot5,
sf-High oDot5
}
低い周波数を掴ませることによってハンドオーバー回数を減らして通信の安定化を図るというわけですね。
ただ、低い周波数を掴ませることも大事ですが、LTEから3Gに落とさないなどの対策のほうが重要なのではないかと私は思っています。
auやソフトバンクは3G→LTEのアクティブHOをしないので一度Idleに落ちないとLTEに復帰しないので使っていてストレスがたまりますよね。
特にソフトバンクはLTE→3GもアクティブHOしないので新幹線などで高速移動しているとパケットがうまく流れないのを感じる機会が多いのではないでしょうか。
auは東海道新幹線でLTE→3Gのハンドオフをなくすことに専念していますが、ドコモやソフトバンクにもかんばって欲しいところです。
質問への回答
auiPhone6がVoLTE対応した場合、3Gや1Xに繋がることは無くなるのでしょうか。それともこれまで通り3Gや1Xに落ちたりするのでしょうか。
VoLTEを開始するからといって3Gや1xを掴まなくなるわけではないです。
また、3Gエリアで通話を開始すると今までと同様、1xで通話することになります。