ドコモが375Mbpsの4Gを展開予定。SIMフリー端末には福音か?
去る03月02日にNTTドコモはネットワーク説明会を行い、2016年06月より国内最速の下り最大375MbpsのPREMIUM 4Gを “警視庁滝野川庁舎” および “NTT四谷ビル” を中心とするエリア[1]で展開することを発表[2]した。
これは2GHz帯(Band 1)の112.5Mbpsと1.8GHz帯[3](Band 3)の150Mbpsとに、新たにフルLTEとした800MHz帯(Band 19)の112.5Mbpsとを合わせて展開される[2]ものである。このため当該地域において800MHz帯(Band VI)で提供されている、FOMAプラスエリアサービスが終了されることとなる。
これに伴いFOMAサービス開始時と同様に、2GHz帯(Band I)でのみFOMAサービスが展開されることとなる。従って今までFOMAプラスエリアでのみ利用できていた場所が不感地帯となってしまうため、FOMAレピータやセル分割などによる不感地帯の解消が期待される。
FOMAプラスエリアに対応しないSIMロックフリーなスマートフォンがちょくちょく存在している中、2GHz帯のFOMAサービスエリア拡充が図られそうなニュースが飛び込んできたことうれしく思う。
- 発表会資料を基にした筆者調べ
- 「ネットワーク説明会 -2016年3月2日-」, NTTドコモ, 2016年03月03日閲覧
- ドコモの資料では1.7GHzと表現されている