SoftBankが3.5GHz帯絡みCAの商用実験をしている話
※この記事は2017/08/13時点のものです。
都内にて、SoftBankグループWireless City Planning(WCP)がLTE Band 3,41,42対応の基地局を電柱に寄生させていると話題になりました。
実際に見てきたレポートになります。
はじめに、以下が基地局の写真です。
基地局の位置関係
全部で5局ありました。そのうち3局はまとまっており、以下の写真のとおりでした。
アンテナ
単一偏波の無指向性アンテナ×2でした。
つまり、ブランチ数は2(頑張っても2MIMO)ということになります。
製品名:1.7/2.5/3.5GHz帯共用無線通信オムニアンテナ
型式名:AGTL7500
共用器
製品名:1.7/2.5/3.5GHz帯共用フィルタ
型式名:FWBS3013
製造年月:2017年3月
製造元:GS Instech Co., Ltd.
無線機
Band3,41,42のシングルバンドのHUAWEI製の光張出し装置でした。[1]
光ケーブルは(外部)→RRU3236E(Band 42)→RRU3236E(Band 41)→RRU3220E(Band 3)と接続されていました。
無線機のRF端子についてる四角いものはモニター用の方向性結合器と思われます。
型番:RRU3220E
技適番号:001-A04952
10M0X7W 1844.9~1854.9MHz(100kHz間隔101波) 0.316~5W
15M0X7W 1847.4~1852.4MHz(100kHz間隔51波) 0.316~5W
20M0X7W 1849.9MHz 0.316~5W型番:DBS3900無線基地局装置 RRU3236E
技適番号:001-A09152
10M0X7W 2550.6MHz 0.21~3.4W
20M0X7W 2555~2565MHz(100kHz間隔101波) 0.42~6.6W型番:DBS3900無線基地局装置 RRU3236E
技適番号:003-170032
20M0 X7W 3570~3590MHz(100kHz間隔201波) 0.3125~5W
実際に接続してみた
LTE Band 42が20MHzBW×2の2CC、Band 41が20MHzBW+10MHzBWの2CC、Band 3が10MHzBWの1CCでした。
Samsung Galaxy 8+を使い、CA_3A-42Cの3CC CAを確認できました。
SoftBankがCA_3A-42Cをやってることを確認。 pic.twitter.com/AKIE7x5m3e
— Dohi Seiji@キノコの人 (@seijidohi) August 12, 2017
ドコモはLTE B42をプライマリで接続できないように細工をしているという話ですが、この局はプライマリとして接続できました。
Band42単体でもいける。(当然 pic.twitter.com/VgNFz5xH3r
— Dohi Seiji@キノコの人 (@seijidohi) August 12, 2017
参考リンク
- 技術基準適合証明等を受けた機器の検索 | 総務省 電波利用ホームページ