【コミケレビュー】C90移動基地局車まとめ
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はじめに
コミックマーケット90(以下、C90)に参加された方、お疲れ様でした。
2016.8.12(金)~14(日)の3日間、東京ビッグサイトで行われました。
今回は西駐車場及び東7,8ホールの工事につき、待機列の並び方や誘導の仕方が変更になり、それに伴い移動基地局車の配置も大幅に変更されました。
参加者は公式Twitterによると、初日15万人、2日目17万人、3日目21万人、のべ53万人
自分用の記録みたいなものですが、生温い目で見ていただければ幸いです。
C90トラヒック対策のハイライト
・各社3Gの対策の手を抜き始めた
・ドコモが東待機列で3.5GHz帯をいち早く導入
・Softbankがauと同じく高所作業車を導入
・auが電気興業製6バンドアンテナ(通称:菱形アンテナ)を全移動基地局に導入
・各社バックホール回線を太くした(気がする)
移動基地局車の配置
auは6台、ドコモは3台、ソフトバンクは3台(駐車してるだけのラッピング車が追加で1台いたが…)、UQは5台(5台ともauと共用)の計12台が出動していました。
ふ頭公園
西屋上と逆三角形下の対策でした。
auとSoftbankがクレーン車を使っていました。
- シリーズ最上位のギガビット対応モデル
- Gigabit Ethernet(1.25Gbps)に対応
- Multiand Antenna, 824–960 and 1710–2180 MHz, 65° horizontal beamwidth, fixed electrical tilt
- D 132.0mm x L 700.0mm x W 269.0mm, 7.5kg
周波数 /MHz 870-960 1710-1880 1920-2180 利得 /dBi 11.2 13.5 14.3 半値角(水平) /° 66 63 62 半値角(垂直) /° 31.9 16.3 13.8 FB比 /dB 22 28 30 VSWR 1.5 1.5 1.5 偏波 ±45° ±45° ±45°
防災公園
コミケと同時開催の「有明防災フェア」に便乗する形で移動基地局車がいました。
ドコモとSoftbankはラッピングをしていましたが、後者はラッピング車を展示しているだけで、基地局の役目を果たしてはいませんでした。
ドコモが無線エントランスに使っていたシステムは以下のものになります。
- iPASOLINK EX は、80GHz帯の無線周波数を使用した狭帯域高速無線伝送装置です。
- NEC独自の高速信号処理技術、新開発RFデバイスで、3Gbpsの伝送容量を実現、低レイテンシーで提供します。
- *iPASOLINK EXのご利用に際して は、総務省への無線局申請(陸上移動局)が必要となります。
東駐車場北
前回のC89同様、東ホールの入場待機列がこちら側に出来ます。
auは基地局車に加え、固定局も新設されていました。
ソフトバンクはいつもの26GHz帯のFWAと上記sinelink EXで冗長化を図っていました
東駐車場南
上記同様
朝しか開放されない(待機列が出来ない)のですが、今回は見てくることが出来なかったので割愛
西駐車場
au(UQも設備共用)のみ出動でした。
正直必要だったか不明ですが、いつもの場所にいてくれて安心しましたhi
武蔵野大学前
auのみ出動で、西待機列(朝)の対策だったようです。
仮設基地局(not 車)でした。
C91に向けて
C91は新設される東7, 8ホールも使われ、過去最大級の規模とのことです。
どんな工夫をして繋がりやすいコミケにするか楽しみです。
(C89では登板したマルチビームアンテナはどうなったのでしょう…? やっぱり重すぎて移動では使いにくいんでしょうか)
固定局に関してもまとめたい…
参考記事
- CommScope (2016.08.22 閲覧)
- CANOBEAM DT-100シリーズ カタログ | キャノン (2016.08.22 閲覧)
- iPASOLINK EX | NEC (2016.08.22 閲覧)
- “高度な情報戦”を支えるソフトバンクの“黒子”基地局車の新技術――冬コミに出動 – ITmedia Mobile (2016.08.22 閲覧)
- 【C90】移動基地局車の配置が大きく変化 | Gadget and Radio (2016.08.22 閲覧)
- 【コミケレビュー】C89移動基地局車まとめ | Gadget and Radio (2016.08.22 閲覧)