auが使ってるLTE周波数に関するCA組み合わせをまとめてみた(アップリンクCAコミ)

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はじめに

現地時間2016年09月07日にAppleよりiPhone 7およびiPhone 7 Plusの発売が発表されました。この発表会には携帯電話事業を営む各社の重役が出席しており、KDDIからは田中社長が出席していました。基調講演終了後のASCIIからのインタビューに対し田中社長は、”iPhone 7では新たにUpLink CAに対応” と答えました。

では、KDDIが運用している周波数にかかわる、現在規定済みのキャリア・アグリゲーションのバンド組み合わせを最新の3GPP TS 36.101 Release 14.0.0からここにまとめてみましょう!

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CAの一覧

KDDIは2016年09月20日現在、Band 1 (2GHz帯), Band 11 (1.5GHz帯), Band 18 (800MHz帯), Band 28 (700MHz帯), Band 41 (2.5GHz帯、UQコミュニケーションズがWiAMX2+として利用), Band 42 (3.5GHz帯) と7つの周波数帯をLTEとして運用しています(対応端末を出しているとは言ってない)。これらに関連するキャリア・アグリゲーションの組み合わせをまとめると以下のようになります。

あくまでもこの表で示されている下り最大速度・上り最大速度は、端末が十分に高性能なモデムチップを搭載していて、十分に高い端末カテゴリが適用されている場合の速度となります。

同バンド内で連続した複数波のCA

CA定義 下り波数
(CC数)
下り最大速度
(Mbps)
上りCA 上り波数
(CC数)
上り最大速度
(Mbps)
CA_41C 2 220 CA_41C 2 20
CA_41D 3 275 CA_41C 2 20
CA_42C 2 220 CA_42C 2 20

どの場合でも上りは最大2波までの組み合わせとなり、従って上り最大速度は20Mbpsとなると考えれます。Band 41はWiMAXとして利用中の10MHzがいずれは転用できると考えられるめ、転用された場合の速度を3波CAとして書き入れました。Band 42は2波のみが連続して割り当てられており、次回割り当て分は不連続となるためCA_42Dはあり得ません。

2バンド間CA

CA定義 下り波数
(CC数)
下り最大速度
(Mbps)
上りCA 上り波数
(CC数)
上り最大速度
(Mbps)
CA_1A-11A 2 225 なし 1 12ないしは25
CA_1A-18A 2 225 CA_1A-18A 2 37
CA_1A-28A 2 225 CA_1A-28A 2 27
CA_1A-41A 2 260 なし 1 12ないしは10
CA_1A-41C 3 370 なし 1 12ないしは10
CA_1A-42A 2 260 CA_1A-42A 2 22
CA_1A-42C 3 370 CA_1A-42A 2 22
CA_11A-18A 2 150 なし 1 25
CA_11A-41A 2 185 なし 1 25ないしは10
CA_11A-41C 3 295 なし 1 25ないしは10
CA_11A-42A 2 185 なし 1 25ないしは10
CA_11A-42C 3 295 なし 1 25ないしは10
CA_18A-28A 2 150 CA_18A-28A 2 40
CA_26A-41A 2 185 なし 1 25ないしは10
CA_26A-41C 3 295 なし 1 25ないしは10
CA_28A-41A 2 185 なし 1 15ないしは10
CA_28A-41C 3 295 なし 1 15ないしは10
CA_28A-42A 2 185 なし 1 15ないしは10
CA_28A-42C 3 295 なし 1 15ないしは10
CA_41A-42A 2 220 なし 1 10
CA_41A-42C 3 330 なし 1 10
CA_41C-42A 3 330 なし 1 10
CA_41C-42C 4 440 なし 1 10
CA_41D-42A 4 385 なし 1 10
CA_41D-42C 5 495 なし 1 10

iPhone 7が対応しないTD-LTE FD-LTE間CAや、Band 42に関する規定がバリバリ入ってきます。Band 1およびBand 28が絡むものは、最大出力を用いられる速度を基準に上り最大速度を書かせていただきました。Band 11が絡んだキャリア・アグリゲーションには一切アップリンクCAが定義されていませんが、ドコモのように基本的にFD-LTEをCAのプライマリ・セルとして使えば、問題がないという発想なのでしょうか? 可能性がある組み合わせとしてBand 41とBand 42との組み合わせも一応は書いておきましたが、実際に利用するのかという疑問が….

3バンド間CA

CA定義 下り波数
(CC数)
下り最大速度
(Mbps)
上りCA 上り波数
(CC数)
上り最大速度
(Mbps)
CA_1A-11A-18A 3 300 なし 1 12ないしは25
CA_1A-18A-28A 3 300 CA_1A-18A
CA_1A-28A
CA_18A-28A
1 37ないしは27,40
 CA_1A-41A-42A 3 370 なし 1 12ないしは10
CA_1A-41A-42C 4 480 なし 1 12ないしは10
CA_1A-41C-42A 4 480 なし 1 12ないしは10
CA_1A-41C-42A 4 480 なし 1 12ないしは10

むすび

iPhone 7, iPhone 7 Plusも、山形県の一部などで提供していた、300Mbpsサービスが利用可能になったことをうれしく思います(CA_1A-3A-28Aを見間違えたことによる誤認でした。お詫び申し上げます)。そして今まで上り理論値が遅かったKDDIが、広範に出回るであろうiPhoneという機種にアップリンクCAの一番槍を担わせたことによって、上り速度の実効値がグンと上がることを期待して筆を置かせていただきます。

参考文献

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ドーモ、hadsnです。誰が得するんだ、というネタをズバッと解説。自前のWebページは13年やってやっとアクセスカウンタが7000まで回りました! 今後ともご贔屓に(?)